愉快な“病人”たち

「白血病=死の病」というイメージを変えたい…友寄蓮さん

友寄蓮さん(C)日刊ゲンダイ

 夜、病室を抜け出して「死んでしまおう」と思ったこともありました。でも、いざとなるとやりたいことを思い出したり、母や友達の顔が浮かんで、「私、本当は生きたいんだ」と気づいたんです。

 それからは、未来の自分にメッセージを送ることが生きる支えになりました。たとえば、「友達とディズニーランドに行きましたか?」とか「夏は花火を見ましたか?」といったように自分自身と会話するのです。笑っている未来の自分がいたから、治療を続けられました。

 1年と言われた入院は、結局、1年4カ月になりました。課題を提出することで高校は卒業できましたが、いきなり社会に放り出されて何をすればいいのかわかりませんでした。アルバイトですら病気のことを言えば不採用になるし……。自分ができることは何かと考えたとき、「白血病=死の病」というイメージを変えたいと思いました。白血病から復活した姿を見せることで、闘病中の子供たちに希望を与えたい。芸能界を選んだのはそういう理由です。

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