健康長寿に役立つ高齢薬膳

【エビ】魚介類の中で最も体を温める効果が高く冷えを改善

桜エビの中華風暖房雑炊(提供写真)

 栄養学的にカルシウムも豊富なため、骨粗しょう症の予防や治療のためにも、ぜひ積極的に取り入れることをおすすめします。

 また、温熱性の食材を取り入れるとともに、冬は体を冷やすトマト、キュウリ、レタスなどの夏野菜を控えることも大切です。

■エビ高齢薬膳レシピ

桜エビの中華風暖房雑炊

 体を温めるエビ、ショウガ、ネギを使った、体の芯から温まる雑炊。桜エビと市販のカップみそ汁を使えば、手軽に完成します。桜エビのうま味、ごま油の風味でカップみそ汁を使ったとは思えない、コクのある中華風の味わいに仕上がります。

【材料】2人分
●桜エビ 大さじ4
●ショウガのすりおろし 1かけ分

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池田陽子

池田陽子

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

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