がんと闘うための4つの最新データ 医療情報学教授が分析

都道府県別75歳未満がん年齢調整死亡率(2020年)「がんの統計 2022」(がん研究振興財団)

 青森県は特殊だが、男性では海なし県と東北や九州とで、がん死亡率が1.2~1.3倍違っている。その理由は分かっていない。海なし県には、全国的に有名ながん専門病院はほとんどない。それどころか医師不足が深刻である。

 偶然なのか、環境なのか、縄文人と弥生人の混血の度合いなのか、いろいろなことが考えられる。時間があれば、独自の仮説を考えてみるのも、いい頭の体操になるだろう。

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永田宏

永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

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