認知症による物忘れがあっても、自覚はすれど、不安は抱かない。関心がない。
うつ病もアパシーも活動性が低下するのですが、うつ病は行動する必要性を認識しており、でも精神運動性の抑制症状で行動に移せず、それに葛藤を抱いている。それに対し、アパシーではモチベーションが障害されており、行動する必要性は認識しておらず、よって葛藤も抱いていない。
なお、アパシーには、評価スケールとして「Apathy Scale(日本語版『やる気スコア』)」があります。14項目あり、点数が高いほどアパシーが強いということになります。
第一人者が教える 認知症のすべて